デスクトップ環境について
目次
デスクトップ環境とは
デスクトップ環境(DE)は、GUIやウィンドウマネージャー、デスクトップ全体の設定などを丸ごと提供してくれるLinuxソフトウェアの一種です。 Linuxではこのデスクトップ環境を自分で選ぶことができます。'26年現在、多くのDEが公開されており、それぞれに個性があります。
たとえばGNOMEはモダンでシンプルだけどカスタマイズ性は控えめ、KDE Plasmaは自由度が高くウィジェットも豊富、といった具合です。
Window manager
ウィンドウマネージャー(WM)はDEの構成要素のひとつで、ウィンドウのレイアウトやデザインなどを管理する機能です。GNOMEのWMはMutter、KDEはKWinを採用しています。
上記のような一般的なものはスタック型と呼ばれ、windowsやmacOSなどの旧来のウィンドウマネージャーと同様にウィンドウをフロート状態で管理します。
また、一部のユーザー(主に開発者)は、好みのWMや各種ツールを自分で組み合わせて俺だけの最強DEを作り上げます。LinuxのDEはもともとカスタマイズ性が高いのですが、それでも満足できない人たちが自分だけの環境を構築するわけです。
そういったユーザーの多くが選ぶのがタイリングウィンドウマネージャーです。すべてのウィンドウを常に画面上に表示し、他のウィンドウの裏に隠れることなく、縦・横に画面を分割する形で自動整列してくれます。しかもキーボードだけで操作できるのが特徴です。 こういったものを選ぶ場合は、設定ファイルを書いたり好みのツールを探したりと、自分で環境を育てていく楽しさがあります。
ここからは有名どころのDE/WMをいくつか紹介します。しかしこの記事はあくまでデスクトップ環境というソフトウェアに関する解説が主題なので各DE/WMについては別の記事で紹介します。
GNOME(DE)
- シンプル
- モダン
- 設定不要
GNOMEは「これが正解」という一本道のワークフローを提供してくれます。迷わず使える反面、深いカスタマイズは得意ではありません。
KDE Plasma(DE)
- 高いカスタマイズ性
- 豊富なウィジェット
- 低リソース消費
KDEはツールやUIデザインの変更手段が豊富に用意されています。ただし、GNOMEほど洗練された一体感のあるワークフローは提供されていません。
XFCE(DE)
- 低スペックマシンでも軽快
- モジュール構造でカスタマイズ可能
- 安定性と速度のバランス型
Hyprland(WM)
- タイリングウィンドウマネージャー
- 動的なアニメーションとUI
- まだベータ版
Hyprlandはウィンドウ管理とそのエコシステムへの出入口のみを提供するため、ある程度の慣れと知識と設定ファイルを書く根気を必要とします。正直初心者にはおすすめしません。が、AIやwebを駆使してでも自分だけの環境を作り上げたい方にはおすすめではあります。
その他
Linuxの世界にはDEやWMがまだまだたくさん存在します。しかも環境の乗り換えは思ったより気軽にできるので、ぜひ色々試してみてください。